豊かな緑と季節の花々、トップライト越しの優しい陽光に包まれた空間に佇む、静謐で素朴な優しさに満ちたチャペル。

近代デザインの創始者といわれるウィリアム・モリスが、「英国でもっとも美しい」と称えたコッツウォールズ地方。

この緑豊かな丘陵地帯に実在する、アーツ＆クラフツ様式の美しい教会をモチーフに設計いたしました。

この地方特有のライムストーンで仕上げられた壁面、英国でも希少な茅ぶき屋根、様式美を感じさせる外観はもちろん、穏やかな田園風景の情緒ある雰囲気までも表現し、地上22階であるとは思えないほどの空間が広がります。

かけがえのない人々と迎える至福の瞬間。

温もりと安らぎに満ちたこのチャペルで、さらなる感動に包みこまれます。

モデルになった教会「オールセインツ教会」

英国・ヘレフォードシア市の美しい田園地方に位置するブロックハンプトン。

この地に実在する「オールセインツ教会」は、アーツ＆クラフト様式の美しい教会として知られています。英国でもめずらしい茅ぶきの屋根、この地特有の蜂蜜を思わせるライムストーンで仕上げられた壁……。牧歌的な風景の中に佇む、素朴な優しさに満ちたこの教会は、1902年、近代デザインの創始者であるウィリアム・モリスの後継者、ウィリアム・レザビーによって建築されました。